ソロル部屋
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67.[竹輪麩] 看護師と共に入ってきた面会者を見ると、目を見開いて絶句した。
「グル……さん……」
黒くて目が赤くて大きい化け物がそこに立っていた。
「ああぁああああぁぁああああああ!!!来るな!!く、るな!!」
キッと敵を見るようなで叫ぶと、近くにあったお菓子や筆記用具を投げつける。ただ恐ろしいものを死に物狂いで遠ざけようとしているようだ。
「グルッペンさん!やめてください!」
「やだ、怖い!怖い!あああああああぁああああぁぁああぁぁ!!」
涙を目に溜めると、そう叫んでその場にしゃがむ。看護師もその場にしゃがむと彼の背中を優しくさすった。
「大丈夫ですよー、怖くないです。……すみません、今日は調子よかったんですが……」
「……いえ、また来ます」
「はい、また落ち着いた時に」
そう看護師が言うと、化け物は病室から去って行った。
「あ、あぁ……あー……!!」
青ざめた顔ではっはっと短い息を繰り返す。看護師がなだめてもまだ落ち着かなかない。それほど恐ろしい人物なのだろうか、優しそうだったのにと看護師は思いながら、彼をベッドまで誘導すると、座らせる。 09/21 19:35 PC iPhone
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