ソロル部屋
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94.[調] 出会い ___君の、いいな、その色。_ミヨイでは珍しい金の髪であった。その髪色の持ち主はロゼットと言った。薄い金髪に翡翠玉のように綺麗な両目。母がタミアラの人間らしく、その血が濃くでたというが、それを抜いても綺麗だと思う。その髪が黒でも、茶でも。目が別の色でも。写真映するだろう。それに比べて自分は、なんて口を開こうとした時に心を読まれたかのように、"shi-"なんて唇に人差し指を押し当てられた。 「君はそのままで綺麗だよ。橙色の目も、十分珍しいしさ」そのままぽんぽんと頭を撫でられる。 …今もこうして彼に頭を撫でられていれればよかったのに。今頭を撫でるのは、彼と似た翡翠の瞳と薄い茶のような煤色の髪の彼だ。前々から彼と重ねていたようで、うっかりロゼットと声を洩らす。意外と寂しかりな彼はむむ、と唇を尖らせそうになっていたが、過去のことを見た彼は何も言わずに頭を撫で続けた。きっとこうされると落ち着くことは彼にも知れていよう。…ロゼットは今どこにいるのだろう。叶うことなら、彼ともう一度会い話したい。 09/30 13:00 PC Android
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