ソロル部屋
140.[いぶ] 【教授の休日】<br>*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*<br>「やはり…落ち着きますね、」<br>久しぶりに取れた休暇、今日くらいはしっかり休もうと思う。<br>きっと、また明日になったら休暇なんて取れやしないから。<br>静かな部屋で一人、ゆったり椅子に座りながら紅茶を啜る。<br>今日はアールグレイ。いつも仕事で珈琲を飲んでいたが、やはり紅茶のが好きだ。<br>あーあ、明日が来なければいいのに、なんて考えてしまう。<br>この歳のおっさんに今更何をしろと言うんだ。もう30歳だし少しくらい軽い仕事が来てもいいとおもうんだが、中々そうはいかないものだった。<br>別に教えるのが嫌なわけでも面倒くさいわけでもないのだが、やはり休みは欲しくなる。人間休まないと働けないだろう。<br>そういえば、×××はどうなったっけ。嗚呼、××××だったか。<br>これも報告しないと。面倒くさいな。嗚呼、そういえば××も。<br>「面倒くさい…これが一番面倒くさいですねぇ、何故私なんだか。」<br>そういいつつ体はタミアラ軍部、本部へと行こうと、足を進めている。<br>やっぱり、自分に休暇とかいうものは無いようだ。 10/13 20:46 PC PC
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