ソロル部屋2
13.[Fa.teパロ4(わぶぶ)] 「遠い……」<br> 叫び声が聞こえる部屋の前までいくと、そう呟く。厨房の螺旋階段から5階まで登り、さらに一番端まで歩いた。やっとこさ、と思いながらそろりと扉を開けてみる。<br>「Aaaaaaaaaaaaaa！！！Jywaaaaaaaa<br>！！」<br> むわりと薬品の匂いが漏れ出す。ステンレスの作業台に向かって何かをしている。もっと近づいてみようと部屋の中に足を入れる。<br> パキンッ<br>「Aaaaaaaaaaaaaa？？？？じっ、けんたいぃいいいいいいい？？？？」<br> しまった！と思った時にはもう遅く。ガラスの割れる音に気づいたバーサーカーの手が俺の頭に伸びていた。<br>「マスター！下がってて！」<br> 気配遮断を行なっていたアサシンも姿を現し、応戦に入った。バーサーカーの手が当たった壁は煙をあげてじゅうじゅうと焼かれ溶けていた。<br>「Aaaaaaaaaaaaa！！！」<br>「アサシン！いけ！」<br> これがバーサーカーのクラススキル……狂化！なんて驚きながらそう言う。アサシンは素早く攻撃にかかった。<br> チャイナ風の白衣を見にまとった狐のバーサーカーは、袖の下や白衣から複数のメスシリンダーやフラスコが出てくる。中身は、透明なものから紫や緑とはっきりした色の液体が入っていた。 03/22 18:47 PC iPhone
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