ソロル部屋2
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16.[Fa.teパロ4(わぶぶ)] 「本当は2日目で脱落したかったんやけど、まぁ妥協やな」
「……どういうことや。兄さん」
「脱落するし、ええで。教えたろう。……ここに来てから俺は一抹の違和感があった。お前らとは違う感覚……俺らはイレギュラーやった。忘れられるはずの存在。俺はそれを確信してからバーサーカーに令呪で命令した。一つ目は、魔力供給を最低限のものとすること。お前のことやから、ライラに魔力供給のこと聞いてへんと思うし説明すると、英霊はこの世界に姿を表したり存在するだけでも魔力を消費する。サーヴァントがマスターの近くにいるみたいに、マスターに接触、接近で供給が行われる。それを俺は、姿を現わすだけの供給に制限した。二つ目は、俺をマスターだと意識させないよう命令した。無意識的にわかっていても自分にはマスターがいないと思い込ませた。そして、今、負けるために自害を命令した……。全部、敗北のために命令したんや」
「何も願うことはなかったんか?」
徹底的に負けるためのものだなんて思ってそう聞く。
「無いな。勝ったとしても俺はイレギュラーや。ある意味、俺ん中では勝ち逃げみたいなもんやと思っとる」
タバコを吸って兄さんはそう言う。顔は笑っていて、悲しいや諦めを感じなかった。目標を達成したような満足した顔だった。俺も聖杯を手にしたらこんな顔になるんかななんてぼんやり考えていると、ライラのもう一組が終わったことを知らせる声が聞こえる。もう一組というのはエーミールとゾムだった。そういえば、狙うとかなんとかいってたなぁなんて思い出す。 03/22 18:49 PC iPhone
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