ソロル部屋2
35.[Fa.teパロ6(わぶ)] 「っ！マスター、すまん。自分だけ逃げて……」<br>「そんなんええ。片腕だけじゃどうにもならん。それより勝つために考えんと」<br>「考える暇なんてあるんか」<br> アサシンと話しているとふと、そんなコネシマの声が聞こえた。目の前には真上に向かって垂直に走ってきたバイクがあった。咄嗟にアサシンを自分の方に抱き寄せて避ける。<br>「コネシマ……」<br>「あー、引けたのに……マスターのせいですよ」<br>「はいはい。それよりアサシンに集中しろ。アサシンの鬱に……」<br>「っ！」<br> コネシマがアサシンの真名を言った。しまった。弱点を分かっていれば、不利になってしまうなんて考える。<br>「アサシン！気にするな！叩きのめせ！」<br>「っ、分かった。マスター」<br> 動揺するアサシンにそう叫ぶと、拳銃の照準を合わせ撃つ。ふと、アサシンの左腕を見てみると、肘まで生えていた。治るってそういうことなんやなんて緊張感のないことを思う。<br> ライダーはそんなアサシンの攻撃を避けながら反撃する。そういえば、マスターのコネシマを後ろに乗せてたけど大丈夫なんだろかなんて考える。<br> 静かな街に銃声が響く。お互い、あまりダメージを受けてないみたいだし長引きそうだなんて考える。<br>「長引かせるのは流石にな……」<br> なんて呟きながら見ていると、ふいに自分に強い風が当たる。横を見るとアサシンが立っていた。 04/03 22:52 PC iPhone
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