ソロル部屋2
37.[Fa.teパロ6(わぶ)] コネシマは地面にタバコを捨て足で踏みながらそういう。水色の目が俺を見つめる。なんだか嫌な予感がするなんて本能が言っているが、何故か逃げられなかった。<br>「ごめんな。シャオロン」<br> コネシマがそういう。いきなりコネシマが俺の手首を掴んでくる。抵抗する暇もなくずるずると物陰から出される。嫌だ、嫌だなんて訴えてももう遅かった。<br>「ライダー！来い！こいつを殺せ！」<br>「……っす」<br> 狭い道でライダーは器用にバイクをUターンさせ、銃ではなくナイフを俺に向けて走ってくる。じたばたしてみても、コネシマの方が力はあるので逃げ出せない。<br>「マスター！！」<br> そんな声が聞こえると、すぐに目の前にアサシンの背中が見えた。<br>「があっ！！」<br> アサシンがそう呻くと俺にもたれかかった。コネシマにぱっと解放されると、足に力が入らずそのまま尻餅をつく。すると、アサシンもそれにあわせるように俺の体に重なるように倒れる。<br>「ひ……」<br> アサシンの胸には深々とナイフが刺さっており、とめどなく血が流れていた。<br>「グルッペンと同じやけど、まぁ殺し方こだわってもしゃーないやろ」<br>「グルッペンと同じって……？」 04/03 22:53 PC iPhone
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