夏の終わり
トップページ
表示:
ツリー
スレッド
トピック
新規投稿
記事検索
友達に教える
戻る
管理者にメール
マニュアル
管理画面
スレッド/レス編集
■編集する記事No.
200
■削除/編集パス(※)
投稿時に入力した削除/編集パスワードを入力して下さい
■名前
■メールアドレス
■本文
バシッと、グルッペンの平手打ちが背中のど真ん中へと入り、びくりとのけぞる。痛い、と抗議すれば、鏡のように綺麗な、そして強い意志を持った瞳が自分を睨んでいた。 「強くなればいい。個々が強固になれば、鰯のように群れなくてすむ。お前は、鰯でいたいのか? それも、群れからはぐれた鰯に」 「……」 答えに困っていると、グルッペンはため息をつき、トントンの前にしゃがみ込み、両手で顔を包み込むように黒髪の少年の頬を捕まえる。そして優しく微笑んだ。 「お前の目は綺麗だ。そんな色今までに見た事がないぞ。自信持て、トン助」 「……ありがとう、グルッペン、さん」 そうやって街に明かりが灯るまで、空が藍色に変わるまで、月が白く輝くまで、二人はずっとずっと肩を並べて、空を見上げていた。 完
■ファイル編集
何もしない
画像を変更
YouTubeを変更
画像を削除
スレッドに戻る
トップページ
表示:
ツリー
スレッド
トピック
新規投稿
記事検索
友達に教える
戻る
管理者にメール
マニュアル
管理画面