夏の終わり
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再投稿 『やられちゃった男の子』 秋の放課後、白い校舎は夕日の赤に染まり、暗くなった教室や廊下にも赤い光が満ちていた。廊下の窓から覗く空には、いわし雲が見える。親友のトントンと初めて会った日を思い出したりしてしまう。こげ茶の学校指定のリセサックを背負うと、家路につく。今日の晩御飯を考えながら歩いていると、後ろから声をかけられる。 「グルッペン君、ちょっと良いかしら」 「なんですか?ダン先生」 理科の女教師に話しかけられる。 「明日の実験の用意なんだけど、手伝ってくれない?」 「いいですよ。あの、どのくらいかかりますか?遅くなるなら、電話してきます」 「そうねぇ……ちょっと遅くなるかしら」 「分かりました。電話かけてから、理科準備室に……」 「資料室でいいわよ。理科の資料も集めたいからそこにいらっしゃい」 「はぁ……分かりました」 少し訝しげに思うが、断らず職員室近くの公衆電話で家に先生の手伝いをするから遅くなるとかけて、資料室へ向かう。 「失礼します……」 がらりと資料室の扉を開けると、そこには先ほどの教師は居なかった。職員室で何かしてるのかと思いながらカバンを下ろして窓のそばに行く。校庭を見下げると、部活に勤しんでいる生徒が多く居た。サッカーか……次は全国まで進んで欲しいな、なんて考えながら練習風景を見ていると、肩をいきなり叩かれる。
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