夏の終わり
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「……あ、グルさん。おかえり」 玄関の近くに来ると、玄関先にトントンが立っていた。心配だったのだろうか、なんていつもなら考えられるが体についた臭いを嗅がれたくなく、避けて乱暴に玄関を開け「ただいま」と言うと、縁側にカバンを置き風呂場へ駆け足で行く。 脱衣所に入り、服を脱ぐとジャケットとズボン以外を洗濯機に入れ、回した。ジャケットとズボンは匂い取りスプレーを満遍なく吹きかけ、カゴに畳んで入れると風呂に入る。 「汚い……なんで、なんで……」 虚ろにそう呟くと体をタオルで入念に洗った。特に股間は痛くなるほど洗う。匂いや感覚が消えるように痛くても我慢した。洗っていると、風呂場の扉をノックされる。 「グルさん、大丈夫?着替え持ってきたんやけど」 「っ、あぁ、トン助ありがとう!大丈夫だ、風呂が入りたかっただけだぞ!」 いつも通りの声色でそう答えると、「それやったらええんやけど、何かあったら言うてな」とトントンは言い、居間に戻った。 「……明日、行きたないな……」 そう呟くと、体を流し湯船に体を沈める。体は徐々にあったかくなり、気が抜けたのか涙をつうっといくつも流した。
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