夏の終わり
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「 これ、どうよ 」 赤が悩み悩んで選んだ物は一つのハンカチ。普通の柄もあまりない 活用性のあるハンカチを見せて来て、思わず笑ってしまう。不審そうな、いや 軽蔑の目を向けられたがそんな事気にしていては メンタルが持たない。笑い終わって、一息ついた所で本題を繰り出す。 「 一応、僕優しいから教えてあげとくわ。ハンカチってプレゼントする事の意味知ってる? 」 「 そんなんあるんや 」 「 知らんのね。ハンカチって、まぁ 簡単に言うと" 別れ " をイメージするんや。涙拭いたりするから、やったっけ。だから あんましプレゼントには向かん。」 ぺらぺらと早口で、それでも分かりやすく説明する。つまり、プレゼントには一番向いていない。その事を教えてあげたかった。万が一黒が意味を知っていた場合を配慮して、だ。" 序でに言うと、相手の イニシャルとか名前とか入れたらええらしいけど。" その言葉を聞かずに此のブ−ス以外の所へ立ち去っていたので、溜息を付きながらついて行った。 「 指輪とか、ネクタイとかはどうなん、」 何だか彼氏(鬱)の誕生日にあげたいものを永遠と迷う昔の彼女みたいで、微笑ましかったけど何処か悲しい気がして。応援したくなる気持ちも、少しは分かって来た。 「 指輪は、独占とか。ネクタイは何やったっけな、あなたに首ったけッちゅー意味やで。」 また、考え始めた。何度このやり取りを繰り返すんだろう。もういっそ こちらから提案してみてもいいかもしれない。今、一番彼等に合うのは何だろうか。 「 とーんち、ここら辺は ? 」 ネクタイピンや腕時計、勿論ネクタイも。女子が一番買ってくる物が勢揃いしていて、此処辺りなら選び易い筈。今度はもっと悩むんやろな、と思い 欠伸を漏らしながら別の場所へ移動しようとして、足を動かした矢先、後ろから声がかかり ゆっくり振り向いた。
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