夏の終わり
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「ッぐ...ぅ....、」 あまりの痛みに呻き声を漏らす。剣ががしゃん、 と音を立てて自分のすぐ傍に落下する。倒れ込んだ姿勢から見る戦場は、 地形破壊が酷く、 両軍の軍人の亡骸や、 手榴弾や空爆による爆撃の残りの炎がめらめらと燃え続けていたりと酷い荒れようだった。 ...、 段々と意識が沈んでいき、 視界が端から暗転していく。...完全に暗転する前に見えた最後の景色は、 自分が倒れ込んだ地面の近くにある、 煉瓦の壁の陰で、 戦争に負けじと咲く1輪のオトメギキョウだった。 ---------------------------------------- はっ、 と体ごと飛び起きて目が覚める。 ぼやけていた視界は段々と覚醒して 目の前に広がるのは、 グルッペンの屋敷内の自分の部屋。 体中は汗ばみ、 激しく寝返りでもしたのかシーツと毛布はぐしゃぐしゃになっていた。 肩で息をして気持ちを落ち着かせる。...夢か...。 と呟いては汗をTシャツで拭う。 なんだか汗臭くなってしまい少し気持ち悪かったのでシャワーを浴び、 居間でぼうっとテレビを見る。テレビでは今の時期、 綺麗に咲き誇る花々の特集が組まれていた。 ふと、 さっき観た夢に出てきた、 小ぶりで可愛らしい紫の花を思い出し、 その花言葉を調べてみる。 「...ぁ...これか...。“オトメギキョウ”、花言葉はーーー。」 その花言葉を目にした瞬間、 何故あんな夢を見て、そこに花が咲いていたのか理解が出来た。 そうだ、自分は、 ずっと... “ 後悔をしてきた。 ” あの時に強く、 意識を保てていなかった事に、 保てていたらもっと戦況が有利だった可能性があった事に、 ずっとずっと後悔をしてきた。 無力感だって感じてきた。 でも今、 このタイミングでこの夢を見るのは、 もうそんなにくよくよしていてはいけないと、 そういう事では無いのか。 今からでも、 今のこの幸せな生活を、 後悔のないように生きて少しでも後悔を減らそうとしているのではないか。 そんな考えに自分の中で達し、 今からでも前向きになろう。 そう考えを改めた。 ...それからのコネシマは、 前よりも貼り付けた笑いが減ったんだとか。 オトメギキョウの花言葉...* 後悔 抱負 etc. *
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