夏の終わり
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if 人生は 薔薇形が彼の___ ___ロボロッ、よかった!君が生きていてくれて。___ 目を開けた時視界に真っ先に映ったのは白天井を背景にきらきらと星屑のように光る涙を流す君だった。 紫玉とも蒼玉とも言い難い微妙な色をした右目からも、隠されてはいるが淡い翠玉のような瞳と同じようにその星屑の川が、天の川が流れている。 自分のために彼が涙を流すその事が、なんとも言えない優越感に浸らせる。 数多の女性が好いた彼が、自分の為だけに涙を流す。…なんと嬉しいことだろうか。 長年の付き合いの内に自分が彼に抱いた異質で歪な感情が妙な擽ったさで腹の中を這いずり回る。 しかしそれすらも超越する嬉しさというものが擽ったさと相俟って笑みを顔に称えさせ、そしてまた彼と同じ様に涙をこぼさせる。 違和感は直ぐにわき出た。 …彼と揃いだった色違いの両の眼がない。 左には生ぬるい液体が伝うのに、右頬にはない。 軋み痛む身体を鞭打って上体を起こしては鏡を手に取り、頬に触れながら怖々と目を開けた。 包帯に包まれた右顔面があった。 それをしゅるしゅると外していく…そこからは記憶がなかった。 巻き直した後、彼から自身がどのような容態であるかを聞いた。 どうやら瓦礫の下に埋もれていたらしい己は彼一人の手によって引きずり出されたらしい。 例にも漏れず隊から離れて行動していたために、彼しか自身の位置を予測できなかったそうで、彼には迷惑をかけてしまったと人知れず眉を下げた。
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