夏の終わり
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下心の螺旋 螺旋、巻き貝の殻のようにぐるぐると捻れているもの…。 ある人は「お前ほんまきもいわ」と罵り、 またある人は「しゅ、趣味は人それぞれ…よなぁ?」とフォローを入れるように罵り、 またまたある人は「ほんま最悪!死ね!」なんて照れたように真っ赤な顔を隠しながら抵抗の一言をくれた。 可愛いなー、と頭の片隅どころか中心で考えながら軽く何度も何度も殴ってくるのを笑いながらいなす。 …ただの痴話喧嘩のような、甘い甘い夏の終わりのような、秋の初まりのような記憶の1部であった。 ____事の発端はひょんな緑の1つの言葉から始まった。 「んー…?なんか風邪引いたくさいな、」 ひとつ喉を押さえて絡んだ痰を解けば首を捻る。 彼はこの屋敷に住まうてからもやれ任務だ、やれ暗殺だと仕事に明け暮れていた。 少しくらいは構ってくれていいのに…とも思っているが、その言葉はぐっと飲み込んで彼を毎度毎度見送っている。 見送りと出迎えの時はなるべく居るようにし、その他は基本自由に過ごす自分はあまりこの屋敷の住人に認知されることはあまりなく、捜索されても見つからないほどには隠密行動を身内間でしていた。 普通に屋根の上やらに居り時折黄昏ているのだが、それは秘密だ。 兎に角自身は寂しさを感じることも少なくなかった。 しかしミヨイの射撃部隊は自動人形軍団だ。 冷淡な、心を持たない部隊。 そんな所の所属だった自身は寂しさが何たるかを忘れ、知らず知らずのうちに隠匿していた。 彼がこのまま本格的に風邪を拗らせてくれれば…なんて呪うように思ってしまった。 面倒を自分が見たら少しは構ってもらえるかとの魂胆だった。
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