夏の終わり
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『Cooking beginner』 「……トン氏は忙しそうだな。今日も」 第2棟の入り口をじっと見ながらそういう。この頃、恋人であるトントンは仕事が忙しいのか朝早くに起き、朝ごはんを用意したらそのまま書斎へ行って夜まで出てこない。そんなに忙しいのだろうか、家事はいつも通りしてくれているがいつか倒れるのでは?なんて時折思い、彼が倒れたら病院にも行けないし家が大変なことになる……なんて洗濯物が溢れ、ゴミ屋敷と化したフューラー邸を想像する。かあ様や親戚のみんなが守ってくれたこの家を汚すなんてことはできない。俺にも何かできないだろうか……なんてソファーに座りながら考える。 「んー……そうだ、ご飯を自分で作ったらあいつも喜ぶか?」 なんて思いつくと、すぐに二階に上がりだらだらしていたコネシマの部屋を訪ね、パソコンを貸してもらう。 「料理したいなんてどうしたん?グルッペン……」 「なんとなくや……お、ホットケーキが簡単なんやな?よし、コネシマ!これ作るぞ!」 パソコンで『料理 初心者 簡単』と調べればホットケーキの美味しそうな画像と共に『簡単!』という文字が書かれてあったのでこれを作ることにした。 台所へ行けば、書いてあった食材があるか探してみる。卵と牛乳はあったが、肝心のホットケーキミックスが見つからなかった。 「コネシマ!ホットケーキミックス買ってきてくれ、あとチョコソースとかジャムも買ってきてくれ」 「せっかくの休日なのに行きたないわ〜……」 「うるさい、動け動け。ほら、お金なら渡す。俺はフライパンとかフライ返しでイメトレしてるから」 めんどくさそうなコネシマにエコバッグとがま口の財布を渡すと棚からフライパンとフライ返しを出して乾いていた台所用のスポンジで裏返す練習をする。
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