夏の終わり
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[タミアラの聖杯戦争] 動物は、神は、人は、戦うことを好んだ。その先にある宝を目指して一心不乱に、誰も彼もなぎ倒してそれを独り占めしようと必死になる。 私は、それを間近で見守っていたい。だから彼らに犠牲になってもらう。泡沫の夢だって笑い飛ばせばいいだけなのだから__ ふわふわとした感覚があった。何か優しいものに包まれたような、広大な海に放り込まれたようなそんな感覚。心地よく、すぐに夢だとわかった。だが、次第に大きく聞こえてくる砂嵐に起こされる。不思議に思いながら目を開けてみる。どうせ、我が恋人のグルッペンのいたずらだろうなんて考えて 「……グルさん……テレビの音うるさい……で……」 起き上がり、そう呟く。しかし、そこには愛しい恋人の姿はなく、ただ無機質な砂嵐が流れるテレビがあるだけだった。消そうとリモコンで操作するが、消せず電池は昨日買ったばっかりなのになんて不思議に思う。ふと、落ち着くと違和感を感じた。いつもは騒がしくしているはずの仲間がいない。もう外は明るいのにまだ寝ているのかと起こしにいこうと階段を登りかけると、聞き覚えのある女性の声が突然聞こえてくる。 「あーあー、聞こえるー?早くテレビの前に来なさい、マスター達。これから状況説明してあげるから」 テレビの画面に映ったのは不敵な笑顔をしたライラだった。なんで?なんてトントンは驚く。ライラはこの間、グルッペンによって浄化され彷徨い続ける魂ではなくなったのになんて唾を飲み込む。 「はい、準備完了!仕切り直すわ、待っていて」 ライラはそういうと、画面に可愛らしい彼女が描いたらしいイラストと「ちょっと待っててね!」という文字が映った。なんで彼女が、それにみんなはどこだ?なんてぐるぐると頭を回転させる。 数分すると、ピアノとコーラスの曲がご近所迷惑になりそうな音量で聞こえてきて肩をびくりと跳ねらせる。画面に視線をやると、またライラが映っていた。
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