夏の終わり
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「里芋なんだが、よかったらショッピと食べてくれ」 「ありがと。お茶出すからソファー座っててや」 煮物をコネシマに渡すと、グルッペンは緊張しながらソファーに座る。いつもショッピとコネシマの二人で生活している部屋、このソファーで一緒にテレビを見たり抱きしめあったりしているんだろうなぁなんて思うと、余計心臓が高鳴る。 「おまたせ。……眩しいやろ、カーテン閉めるわ」 「ありがとう……」 お茶を受け取ると、コネシマにそういう。シャーッとカーテンの閉まる音がすると、コネシマがとなりにぎしりとソファーをきしませながら座る。 「……玄関は」 「大丈夫や。ショッピも忘れ物してへんし戻ってこん」 「……ん……」 そんな会話を交わしながらお互い、どちらともなく体を近づけ、体を絡め合う。腰に腕を回し抱きしめるような形になる。 「コネシマ……んっ」 相手の名前を呼ぶと、お互いの唇を押し当てるように重ねる。性急的に求め合うようにリップ音を立たせないよう口づけをする。 「んっ、ふぁ……」 「ふ、ん……」 どちらともなく口を少し開け、舌を絡ませる。いけないことなのにと思うたび、頭がぼーっとしそうなほど熱くなり口付けに夢中になる。手は腰から相手の腕に移り、指を絡ませて離れなくなるほど強くかたく握った。 「んっ、あ……」 「……ふ……こんぐらいにしとこか」 「っ、あぁ……」 唇を離すと、コネシマがそう言う。グルッペンはトントンとしている時のくせで相手の胸板に甘えるように頭を擦り付けてしまうが、すぐに離して落ち着くようにお茶を飲む。ばくばくと鼓動が相手にも聞こえるんじゃないかと思うぐらいうるさかった。 「グルッペン、分かっとるやろ?」 「分かってる。遊びや、遊び……」 「……掃除もしないとあかんし、おひらきにするか」 「あぁ……また余ったら持ってくるな」 風呂敷だけを持つと、そう言って玄関に向かう。また深呼吸をすると、扉を開けて外に出る。 「お茶、ありがとうな。それじゃ、また来る」 「おう……またな」 そう言葉を交わすと、また扉が閉まった。 終わり
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