夏の終わり
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「マスター、最後の一画……俺に使ってくれ。腕の再生に体力持ってかれる……体力を回復してくれへん?」 「わかった。……令呪を以って命ず……戦え、アサシン!」 そう言うと、令呪が光り赤い光がアサシンにまとわりつく。やがて消えると、アサシンはライダーの元へ向かった。体力が回復したのだろうかなんて思いながら戦うアサシンとライダーを見る。 アサシンはもう腕が治ったのかちゃんとあった。これならなんとか戦えるだろうなんて思い、アサシンたちの近くに行くために屋上から離れる。 アサシンたちの近くに移動すれば、建物の影に隠れ見守る。まだ銃の撃ち合いをしているようだ。 「はよトドメ刺すように命令しんと……」 「お前も来てたんか」 独り言を呟いていると、横からそう話しかけられ驚く。ライダーのバイクに乗っていたコネシマがそこにいた。タバコなんて吸って余裕そうだ。 「戦える状態になったからな……クラス的にはこっちが有利や。覚悟してや」 「せやな。アサシン、鬱は死因がはっきりしていない。グルッペンみたいに上手く行かんやろ。……でも、俺らはお前に勝つ」
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