夏の終わり
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廊下でしんぺいに会うと、そんなことを聞かれる。勘が鋭いやつだ。 「まぁな。でも、もう大丈夫だ」 「そう……しゅじーん!」 大丈夫だと笑ってみせたら、疑いの目を向けられるがすぐにエーミールの元へ飛んでいく。朝からひやひやした。せっかく、ここへきたというのにバレてしまっては元も子もない。 洗面所に着くと、鏡に映る自分を見る。死者は鏡に映るんだろうかなんて疑問はあるが気にせず顔をバシャバシャと洗う。水の冷たさに顔をしかめる。だが、こんな感覚も願い事が叶ったということを実感させてくれる。 「ふ、ちゃんとついてるな」 胸元の服をぐいっと広げると、そこにあるあざを見て微笑む。そのあざは杯の形だった。服を直すとタオルで顔を拭き、居間へ向かう。 「グルさん、朝ごはんできとるから食べや」 「あぁ、ありがとう」 彼奴が好きなやつ……辛気くさそうなやつが好みなのか。生温い彼奴らしい。 「他の奴らはどこか行ったのか?」 「みんなそれぞれどっか行ったで。俺も仕事あるから行くな」 こいつは働いているのか。俺は、何もやることがなさそうだ。これからのことについて考えるしかないかなんて考える。 「なぁ、トントン……」 「ん?何……んっ」
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