夏の終わり

>>30<br><br><br>【後悔】自分の作った薬のせいで、間接的にとはいえ人を殺してしまったこと。毒物などに精通する自分にとって命に関する管理は徹底的にしてきた。にも関わらず大事な場面で人の感情を抑制する薬という最も致命的なものを作り出してしまった。その事実は今でも彼を苦しめ、縛っている。 また、政府がラボ兼自宅に徴兵の知らせのためにやって来た際、最後の最後で鬱を守りきれず戦争なんて残虐なことに関わらせてしまったこと。それも彼の心に深く食い込む後悔の一つ。叶うならもう一度会いたい。会って、謝って、償いを施してやりたい。例え鬱が、もうヒトではなかったっとしても。【イメソン】ハイタ