夏の終わり

【特殊】
〇御常世（オトコヨ）
ショッピの作り出した、苦しみのない永遠なる精神世界。入口は第四層（砒界）に存在する。この世界には一切の水（もしくは液状のもの）が存在しない。持ち込みも不可能。
ショッピ/鳩目（PL)の好きなタイミングで入口を解放できる。
この世界では刻の進みが止まっており、老いなどを感じない。戦争が起こる前のミヨイクニとタミアラ国がそのまま再現されている。ただ海や川はなく、雨も降らない。海は細かく砕けた黒曜石、川はアメジストでできている。液体という概念が存在しない。
そしてここでは死者が実体を持って人間として過ごすことができる（！） その幻覚は本当に生きている時のようにリアルである。
争いもなく、楽しく過ごせる国であるが、長居するとこの精神世界に融合しすぎて取り込まれ、現実の世界に戻れなくなる。そうならない為には、時間制限を守らなくてはならない。ここでは時計が存在せず、白夜の世界のため、喉の渇き・飢餓感で大体の経過時間が解る。

時間経過の大体の目安
・喉が渇く：6時間経過
・お腹がすく：12時間経過
・酷く喉が渇く：18時間経過
・酷くお腹が空く：24時間経過
・眩暈がする：30時間経過
・意識を失う：32時間経過
・御常世に取り込まれる：36時間以上経過

この世界はショッピの精神世界のため、彼の精神の安定が大きく乱れると、本来の姿を取り戻してしまう。
ショッピはこの世界を作り上げるために、四層である砒界へ生者を連れ込み、御常世へと取り込んでいる。その取り込まれた魂たちが、まるでこの世界を生かすように自分の役割を果たしている。まるで壊れたメリーゴーラウンドのように、何度も、何度も……

ショッピの精神状態
安定：そこはまるで天国のような、白夜の世界。争いもなく、人々の笑顔さんざめく都市である
不安定：太陽に陰りが見え、月食が起こる。それにつれて、世界の様相は変わっていく。人々の表情は歪み、声はノイズがかり、山や谷は色彩を失う
崩壊：強いショック状態やトラウマを思い出すと、この精神世界は大きく崩れ落ちる。完全な月食が起こり、周囲の人間は屍の姿へと戻ってしまう

よもつへぐいについて
のどの渇きや空腹につけこみ、この世界の主は食べ物を差し出してくるであろう。もしもそれを食べてしまうと、この世界に取り込まれやすくなる。（現在の状態よりも1d3段階進度が上がる）