夏の終わり

【特殊】
〇氷獄トロメア
鬱の作り出した断罪の世界。この世界は現世と繋がっており、ある種のトラップとなる。

鬱の目的と世界の役目
彼は自分がその手で堕としてきた人間の罪を天秤にかける事にした。
彼には何も知らずに多くの人間の命を奪った後悔があり、本来罪深い人間がのうのうと生きて暮らすのが許せず、仲間を守りたいと思う気持ちが一際強い。そのために自らを犠牲にしてジャッジメントする。
トロメアは一面が氷の世界で、ラビリンスのようなつくりとなっている。しかしその世界の姿は一定ではなく、常にランダムに変化しているため、戻り道が解らなくなる。
鬱が日常的に酷くくたびれているのも、この世界と行ったり来たりしながら、断罪の任務をこなしているからである。
彼の得意なコンピューターを介して、現世の罪悪人もここへ堕とすことが可能。現世にいる生者がトロメアに取り込まれて鬱に命を狩り取られれば、現世に残った体はそのまま死亡し、腐っていく。
瀬名/ut(PL)の好きなタイミングでトロメアの中へと入っていくことができる。四層もしくは現世からも出入りが可能。たまに予期せぬ誰かが迷い込むこともある。

この世界に入った生者や死者の姿は、その罪の重さによって変化する。罪の重さは下記チェックリストの合計値で決まる。

・嘘をついて人を陥れた＋1
・酒に溺れた＋1
・盗聴や盗撮をした+1
・色欲や色恋で相手の心を故意に傷つけた＋1
・自分は正義だと思い込んだ+1
・最後まで人を信じなかった+1
・自分を抑制出来ない+1
・人に対して無感情+1
・快楽目的で小動物を殺した＋2
・強姦した＋2
・拷問した＋2
・窃盗や強奪をした＋2
・闇の商売に手を出した+2
・殺人を犯した＋3
・自殺をした＋4

合計値
0〜5…普段保っている姿で存在する。

6〜10…頭部のみ動物になる。殺人や拷問をした人間は犬や鳥に、快楽に溺れたものは猫や猿に、強姦や色欲などを犯した者は豚や山羊になる。

11以上…言葉や知性を失い、動物の鳴き声をあげるしかなくなる。鬱は罪人が喚き散らす言い訳を聞く気はないからだ。彼らは時に凶暴になり、断罪主や無罪の者に危害を加えてくる。