早朝、本が集うこの部屋に小さな影がある。「これは絵本ー。これは資料ー。これはー....これは?」勝手に本を整理していると知らない本が出てくる。それを不思議そうに見ては警戒しつつも中の内容を見る。「****** *****」と書かれた不思議な文字が題名で著作者は「WoIstGottJetzt」編集は「IchWerdeDichAbholen」と書かれている、分厚い本の一歩手前、持ち歩き用の図鑑ほどの大きさだった。自分はその内容を見ていく、ぱらぱらと読み進めるページがあれば所々止まってゆっくり見るページもある。すると”とある1枚の絵”が載ったページで止まる。その絵は「縛られた人の口に得体の知れない塊を詰め込む」絵。違和感を感じた。この肉は食べてはいけない、そんな衝動に駆られた....あれ?、「これって....肉なのかなぁ、」何故今自分はこの塊を肉だと言ったのか、分からなかった。でも、これ以上読んだら”自分が自分ではいられなくなりそう”。そんな気がした。「やーめた!んー、主人さがそ!、しゅじーん!!!」こんな朝っぱらから煩いだろうか、そんな考えは無く騒音の如く走って、そしてこの部屋から出て行き静かとなった。置き捨てられた本の開かれた頁には「Du bist Gott, also kannst du alles essen?」と書かれていた。その頁もどこかからか吹いた風に当てられ閉じられた。
早朝、本が集うこの部屋に小さな影がある。
「これは絵本ー。これは資料ー。これはー....これは?」
勝手に本を整理していると知らない本が出てくる。それを不思議そうに見ては
警戒しつつも中の内容を見る。「****** *****」と書かれた不思議な文字が題名で著作者は「WoIstGottJetzt」編集は「IchWerdeDichAbholen」と書かれている、分厚い本の一歩手前、持ち歩き用の図鑑ほどの大きさだった。自分はその内容を見ていく、ぱらぱらと読み進めるページがあれば所々止まってゆっくり見るページもある。すると”とある1枚の絵”が載ったページで止まる。その絵は「縛られた人の口に得体の知れない塊を詰め込む」絵。違和感を感じた。この肉は食べてはいけない、そんな衝動に駆られた....あれ?、
「これって....肉なのかなぁ、」
何故今自分はこの塊を肉だと言ったのか、分からなかった。でも、これ以上読んだら”自分が自分ではいられなくなりそう”。そんな気がした。
「やーめた!んー、主人さがそ!、しゅじーん!!!」
こんな朝っぱらから煩いだろうか、そんな考えは無く騒音の如く走って、そしてこの部屋から出て行き静かとなった。置き捨てられた本の開かれた頁には
「Du bist Gott, also kannst du alles essen?」と書かれていた。その頁もどこかからか吹いた風に当てられ閉じられた。