タミアラの聖杯戦争5「乾杯!」「乾杯」 ゾムと兄さんを脱落させた夜。親睦会だかなんだかと言ってエーミール邸で一杯やることになった。細いワイングラスには桃の香りのする酒が注がれていた。酒弱いの知ってるやろ……なんて思いながら酒を飲まずにいると、エーミールが微笑んで「ライラさんに頼んで極限までアルコール度数を下げてもらったものを用意してもらったので飲んでも大丈夫ですよ」「そうなん……それって酒っていうん?」 「さぁ……言うんじゃないでしょうか」 ライラもいろんなことしてサポートしとるんやなぁなんて酒を飲みながら考える。お洒落なバーに置いてありそうなつまみもあってそれも食べてみる。「で。次誰行くん?」「私はもう行きませんよ?」「え……」「私は一組脱落させたらいいんです。来たら来たで迎え撃つだけですから」「はぁ?組少ないのに流暢なこと言うとるなぁ。エミさん脱落するのも時間の問題や」「ふふ……」
タミアラの聖杯戦争5
「乾杯!」
「乾杯」
ゾムと兄さんを脱落させた夜。親睦会だかなんだかと言ってエーミール邸で一杯やることになった。細いワイングラスには桃の香りのする酒が注がれていた。酒弱いの知ってるやろ……なんて思いながら酒を飲まずにいると、エーミールが微笑んで
「ライラさんに頼んで極限までアルコール度数を下げてもらったものを用意してもらったので飲んでも大丈夫ですよ」
「そうなん……それって酒っていうん?」
「さぁ……言うんじゃないでしょうか」
ライラもいろんなことしてサポートしとるんやなぁなんて酒を飲みながら考える。お洒落なバーに置いてありそうなつまみもあってそれも食べてみる。
「で。次誰行くん?」
「私はもう行きませんよ?」
「え……」
「私は一組脱落させたらいいんです。来たら来たで迎え撃つだけですから」
「はぁ?組少ないのに流暢なこと言うとるなぁ。エミさん脱落するのも時間の問題や」
「ふふ……」