夏の終わり

「脱落者は、アーチャー、真名はロボロとそのマスターゾム。バーサーカー、真名はクラレと兄さん。以上2組が脱落しました！あと四人！終わりが近づいてますね……今日も頑張りましょう！」
そういう言葉が聞こえると、ぶつんと切れる。ちょうどトーストが出来上がったのでバターを塗って食べる。食べ終わったらキャスターの居場所おしえてもらわんとな……なんて今日の計画を頭の中で立てる。
「ごちそーさま」
そういうと、皿を流しに持っていき手を洗う。歯磨きや洗顔をすると、テレビの前に座る。皿は帰ってからでいいかなんて考える。
「ライラー」
「はーい。シャオロンさんどうしましたー？」
「キャスターの居場所教えてくれ」
「はい。えーっと、ここです」
ライラはそういうと、画面に地図を表示してくれた。ちょっとだけ遠いが大丈夫だろうなんて考えると、ありがとうと言ってテレビを消した。
「アサシン。もう行くで。少し遠いから早く行こ」
部屋にそう呼びかけるが、返事はない。代わりに、紫煙が一筋現れそれを確認するとそのまま部屋を出る。