「取ってきたで」「ありがとう。ついでに洗っといて」 じゃがいもを数個持ってくると、そう言われ大人しくタワシで洗う。じゃがいもって芽取り除くんだっけなんてできないのに考える。ざるに洗ったじゃがいもを出せば相手に伝える。「芽取るから鍋見てて」「んー」 そう返事をすると、コンロの方に行き鍋をかき混ぜる。ふんわりといいにおいが漂い、ますます腹が減ってくる。でも、俺はこいつを倒すためにここに来たんや……食べる前に片付けてそのあと好きなのたらふく食べればいいなんて思う。ふと、さっきより量が少なく感じたが気のせいで片付ける。「よし。ありがとう。座って待っててよ」 汁物ができると、そう言われ大人しく従う。らんらんが見ていないのを確認すると、床を三回叩く。らんらんがおぼんに料理を乗せて持ってくると、何もなかったような顔をする。「美味そうやな……」「美味しいよ?じゃ、食べよっか」「……なぁ、らんらん。本当に散歩って思っとるん?」
「取ってきたで」
「ありがとう。ついでに洗っといて」
じゃがいもを数個持ってくると、そう言われ大人しくタワシで洗う。じゃがいもって芽取り除くんだっけなんてできないのに考える。ざるに洗ったじゃがいもを出せば相手に伝える。
「芽取るから鍋見てて」
「んー」
そう返事をすると、コンロの方に行き鍋をかき混ぜる。ふんわりといいにおいが漂い、ますます腹が減ってくる。でも、俺はこいつを倒すためにここに来たんや……食べる前に片付けてそのあと好きなのたらふく食べればいいなんて思う。ふと、さっきより量が少なく感じたが気のせいで片付ける。
「よし。ありがとう。座って待っててよ」
汁物ができると、そう言われ大人しく従う。らんらんが見ていないのを確認すると、床を三回叩く。らんらんがおぼんに料理を乗せて持ってくると、何もなかったような顔をする。
「美味そうやな……」
「美味しいよ?じゃ、食べよっか」
「……なぁ、らんらん。本当に散歩って思っとるん?」