【教授のお掃除】*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*「………」いない。夢魔がいない。可笑しい、ここらへんに異変を感じたのだが。もう少し探してみよう、と、××という人物の夢の中をさ迷う。すると、後ろから黒く、おぞましい気配を感じる。「あ」しまった。完全に油断していた。獣のような姿の夢魔に吹き飛ばされる。まぁ、もう痛みも感じなくなってしまったから、特にどうということもないのだが。けど、「倒せないほどやないな…すばしっこくてめんどいだけっすわ、」すると、何処からともなく火炎瓶や毒瓶、あらゆる瓶が空中から出てきて。さぁ、どうしようか?麻痺させてからじわじわとやってやろうか、はたまた致死性の毒をお見舞いするか?どちらも楽しそう、けどあいつはすばしっこい。致死性の毒にしてあげよう。下手な鉄砲も数打ちゃ当たる、そういうことだ。とりあえず普通に投げてみる。やはり避けられてしまうか。予想通りあの夢魔はすっと横に避けた。もう一度投げて、攻撃パターンを探ろうか。しかし流石に何個も使うのは惜しい。そんなことでただの水が入った瓶を幾つか投げる。しかし行動パターンは単純。彼奴の胴体に当てようとすれば後ろに避け、足に当てようとすれば横に飛んで避ける。ならばタイミングを見計らって後ろや横に投げればいい。作戦の通り毒瓶を投げる。すると、いとも簡単に引っ掛かってくれた。毒で倒れた夢魔は、彼の蝶によって姿が見えなくなっていく。完全に見えなくなったとき、彼の図鑑にはしっかりと獣の夢魔は飾られていた。「また新しいのができたなぁ」と、楽しそうに図鑑を眺めた。
【教授のお掃除】
*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*
「………」
いない。夢魔がいない。
可笑しい、ここらへんに異変を感じたのだが。
もう少し探してみよう、と、××という人物の夢の中をさ迷う。
すると、後ろから黒く、おぞましい気配を感じる。
「あ」
しまった。完全に油断していた。
獣のような姿の夢魔に吹き飛ばされる。
まぁ、もう痛みも感じなくなってしまったから、特にどうということもないのだが。
けど、
「倒せないほどやないな…すばしっこくてめんどいだけっすわ、」
すると、何処からともなく火炎瓶や毒瓶、あらゆる瓶が空中から出てきて。
さぁ、どうしようか?麻痺させてからじわじわとやってやろうか、はたまた致死性の毒をお見舞いするか?どちらも楽しそう、けどあいつはすばしっこい。致死性の毒にしてあげよう。下手な鉄砲も数打ちゃ当たる、そういうことだ。
とりあえず普通に投げてみる。やはり避けられてしまうか。予想通りあの夢魔はすっと横に避けた。もう一度投げて、攻撃パターンを探ろうか。しかし流石に何個も使うのは惜しい。
そんなことでただの水が入った瓶を幾つか投げる。
しかし行動パターンは単純。彼奴の胴体に当てようとすれば後ろに避け、足に当てようとすれば横に飛んで避ける。ならばタイミングを見計らって後ろや横に投げればいい。
作戦の通り毒瓶を投げる。
すると、いとも簡単に引っ掛かってくれた。
毒で倒れた夢魔は、彼の蝶によって姿が見えなくなっていく。
完全に見えなくなったとき、彼の図鑑にはしっかりと獣の夢魔は飾られていた。
「また新しいのができたなぁ」
と、楽しそうに図鑑を眺めた。