「マスター、現実世界へ帰ります」「なぁ、ライラ」「……はい、なんでしょう」 ライラを呼ぶと、目の前にパネルが現れそこに彼女の姿が映し出される。「ランサーがあの宝具でやられとったら、勝っとったか?」「はい。確実に……ですが、魔力が足りずここに現界するのはできないでしょう。結果的には、サーヴァントを失い脱落です」「諦める道しかなかったんか」「残念ながら」 その言葉を聞くと、歯を食いしばり左手で拳をつくって地面を殴る。行き場のない怒りと絶望が自分の中で渦を巻いていて「ゾムさん。やめてください」「……呪われろ。全員死んでまえ!こんなの、こんなの……!誰も__」 エーミールを睨みつけながらそう叫んだ。最後の言葉は、声にもならずに自分の姿と共に空へ消えていった。続くゾム、兄さん脱落。あと4名
「マスター、現実世界へ帰ります」
「なぁ、ライラ」
「……はい、なんでしょう」
ライラを呼ぶと、目の前にパネルが現れそこに彼女の姿が映し出される。
「ランサーがあの宝具でやられとったら、勝っとったか?」
「はい。確実に……ですが、魔力が足りずここに現界するのはできないでしょう。結果的には、サーヴァントを失い脱落です」
「諦める道しかなかったんか」
「残念ながら」
その言葉を聞くと、歯を食いしばり左手で拳をつくって地面を殴る。行き場のない怒りと絶望が自分の中で渦を巻いていて
「ゾムさん。やめてください」
「……呪われろ。全員死んでまえ!こんなの、こんなの……!誰も__」
エーミールを睨みつけながらそう叫んだ。最後の言葉は、声にもならずに自分の姿と共に空へ消えていった。
続く
ゾム、兄さん脱落。あと4名