ソロル部屋2

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1 [はとぽ]
多くなったので
???v03/11 20:44
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59 [夜鴉]
「…コハブの希望も…死神も…俺には合わんよ。臆病者がぴったりや。」

いつしか屋敷の同居人に逆食害後の模擬戦で言われた言葉を思い出して、ふ、と自傷的な微笑を浮かべた。
引き出しを閉めて、首からネックレスを提げて、パーカーの下に入れて。ぱんっ、と両頬を思い切り音を立てて叩いて、気持ちを入れ替える。少々痛かったが、しんみりとした気持ちで外を行くよりかはマシだ。
さて、まずは屋敷の周りを軽く走るとしよう。──朝日がゆっくりと、昇ってきた。
???v03/05 23:41
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58 [夜鴉]
「………ぁ、」

あまり物のない引き出しの隅。不意に視界に入って、目が離せなくなった。…星型の砂が入っている砂。
昔、親友から貰った物をずっとずっと大切にしていた。今は瓶もヒビ割れボロボロになっているが、常に首から提げている物同様かけがえのないものであった。
あの頃の自分は、母や父を戦争で亡くした、可哀想で純粋なただの男の子だった。
今ではこんなにも歪んでしまって。
自分がこんなにも歪んだのは、もっと強くなって周りの皆を守りたかったから?…違う。
両親や親友を殺した敵へと復讐のため?…違う。
みんなに頼られたかったから?…違う。全部違う。
こんなに歪んだのは、自分を守るためだ。
臆病な自分を隠すため、自分の存在を怖いものと認知させ他の人を近付かせないため、…一人で、居たかったため。
???v03/05 23:40
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57 [夜鴉]
ふと、浅い眠りから目が覚める。
今も軍で活動している自分にとって、深々と意識を落としてしまうのは命を捨てているのと同じようなものなので、何か物音が聞こえたり、気配を感じたりすると目が覚めてしまうのだ。
今回は鳥の囀。まだ日も昇っていない朝方。まだ肌寒く感じるこの時期、布団から出るのは億劫だった。だからといってまた眠りにつけるのか、と言われればとても無理だった。
目が覚めてしまっては仕方ないし、せっかくの休日だが身体を動かさないのは落ち着かないので、のそのそとゆっくり布団から這い出る。
部屋に残るひんやりとした空気が肌を掠めて、寒さから逃げるように見慣れた黄緑のパーカーを着込んで、小さな引き出しから十字架が2つとネームタグの付いたネックレスを取り出し──、
???v03/05 23:39
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56 [わーぶわぶわぶわぶわぶわぶわぶ]
『目覚め』

まだ肌寒さの残る3月初旬の朝。体温で温まった布団の中で足をすり合わせながら寝返りをうつ。アッシュブロンドの髪はさらさらと柔らかく動き枕へ落ちる。障子から優しい朝の爽やかな日差しで顔を照らされると、少しうなりながら布団で顔を隠してもう一度寝返りをうつ。布団をぎゅっと握ると、体を縮こませてもぞもぞと動くと少しだけ勢いよく飛び起きた。少しだけ眠い目をぱちぱちとさせると、顎が外れてしまうのではと思うほど大きなあくびをしてまた寝転がる。じっと天井を見つめると、また飛び起きて身支度をする。いつものシャツに服に袖を通し、枕元に置いた軍刀を掴むと化粧台に顔を向けると、鏡を見ながら髪を整える。
「……ん?なんか、前より黒くなってないか?」
髪を櫛でときながらそう呟く。つむじあたりから最近、黒髪が生えてきており俗に言うプリン頭になってきている。だが、気に止めるほどでもないだろうと思い、そのまま立ち上がると襖を開け廊下に出る。
少しだけ冷たい廊下と春の匂いが少しずつしてくるような心地がする爽やかな空気。胸いっぱいに吸い込むと、気持ちよさそうな笑みを浮かべてみんなが待つリビングへと足を運んだ。
???v03/04 23:20
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55 [Fa.teパロ8完(わぶ)]
トントンを呼び止め、マフラーを引っ張って引き寄せると半開きの口にキスをする。口の中に舌を入れ、丁寧に荒々しく歯茎をなぞったりする。離そうとする手を掴み、息が苦しくなるまで口から離さない。ぴりぴりとゆっくりとしたあたたかさが口から流れ込む。あぁ、これが……
「んっ!はっ、あ……グルさん!!い、いい加減にしてください!」
「ふ、すまない。頑張れるようにおまじないだ」
「はぁ?……まったく、変なことするなぁ」
恥ずかしそうに顔を赤らめるトントン。可愛らしい……美形ではないのにときめく。彼奴はこういう気持ちでこいつを選んだ……
トントンが何処かへ行くと、自分の口に指を当てる。
「これが、この体に刻まれた愛の味……ふはっ」
なんて甘美なんだろう。そうだ、これだ……
「ふふ、これはいい。存分に使ってやろう。……この体もこの世界も……」
そう言うと、朝飯を残したまま外へ出た。

終わり……?
???v04/15 20:18
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54 [Fa.teパロ8完(わぶ)]
廊下でしんぺいに会うと、そんなことを聞かれる。勘が鋭いやつだ。
「まぁな。でも、もう大丈夫だ」
「そう……しゅじーん!」
大丈夫だと笑ってみせたら、疑いの目を向けられるがすぐにエーミールの元へ飛んでいく。朝からひやひやした。せっかく、ここへきたというのにバレてしまっては元も子もない。
洗面所に着くと、鏡に映る自分を見る。死者は鏡に映るんだろうかなんて疑問はあるが気にせず顔をバシャバシャと洗う。水の冷たさに顔をしかめる。だが、こんな感覚も願い事が叶ったということを実感させてくれる。
「ふ、ちゃんとついてるな」
胸元の服をぐいっと広げると、そこにあるあざを見て微笑む。そのあざは杯の形だった。服を直すとタオルで顔を拭き、居間へ向かう。
「グルさん、朝ごはんできとるから食べや」
「あぁ、ありがとう」
彼奴が好きなやつ……辛気くさそうなやつが好みなのか。生温い彼奴らしい。
「他の奴らはどこか行ったのか?」
「みんなそれぞれどっか行ったで。俺も仕事あるから行くな」
こいつは働いているのか。俺は、何もやることがなさそうだ。これからのことについて考えるしかないかなんて考える。
「なぁ、トントン……」
「ん?何……んっ」
???v04/15 20:18
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53 [Fa.teパロ8完(わぶ)]
「ふっ、戦いの神が聞いて呆れる。そんな平和な願いを俺がすると思うか?あの生温い彼奴とは違うんだ。マスター……トントンはかならず、俺の手で殺す」
青色の眼光鋭く聖杯を見るとそう言う。私の方を見てにやりと笑うと、聖杯を空に掲げる。
「聖杯よ、俺の願いを聞いてくれ。勝者の願いは__」
口角が上がったままグルッペンは願い事を言う。その願い事は、あんな優しいやつから出てこないだろうものだった。やはり、オルタはオリジナルと違うんだと確認できた。
「あははははははははははっ!あははははははははっ!本当か?お前!」
「あぁ、本気だ」
ひとしきり、二人で笑う。狂ったように、この世界が崩れ堕ちていく中で笑った。あぁ、馬鹿馬鹿しい。そう思ったのを最後にこの世界は聖杯の光に飲まれていった。

「グ……さん、グルさん……!」
微睡みの中、いつもの安心できる声が俺を呼ぶ。それに答えるように目を開く。もう朝かなんて思いながら起き上がる。頭がぼんやりする。
「もう朝……?」
「せやで。はよ顔洗って朝ごはん食べるで」
トントンにそう言われると、起き上がって一階へ行く。階段を降りる感覚、騒がしい同居人の声……そして、自分から出てきた低い声。あぁ、できたんだなんて思う。
「おはよ、グルッペン」
「ん、しんぺい……いや、ぺ神。おはよう」
「……何か、悪い夢見た?」
???v04/15 20:17
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52 [Fa.teパロ8完(わぶ)]
頭に手を当てると、歯ぎしりをする。くそ!神である私が、負けるなんて!予定にない、予定に書いてない!なんて怒りを心の中で爆発させる。
「生き残ったのは俺だ。約束通り、聖杯をもらうぜ」
「っ……あぁ、良かろう。使え。不完全だったのは私の責任……お前が、本当の勝者だ。戦争の終わりには勝者がいる。私はそれを知っている」
「ふっ、ありがとう。パラスアテナ」
口だけを笑わせてお礼を言うグルッペン。こいつを消したら勝者はいないことになる。それは私の考える中で最低最悪の戦争だ。
ランサーの屍を踏みつけ、その手から聖杯を奪い取る。聖杯についた血は拭かずに舌先で遊んだり全体で撫でるように舐めとっていた。
「さぁ、聖杯戦争を終わらせよう……本当は消えていたはずの思い、芽生えてしまってからは遅い。この思いはもう止まらない」
「そうだな……私の体もそうだったよ」
そうぽそりとあいつの言葉に共感してしまう。このライラの体から日に日にひしひしと思い出が私に流れ込んでくる。悲しく諦めの悪い女の叫びが。消えて欲しい憎さ、膨れ上がって身を滅ぼしてしまった。人間は強いはずだと思っていたのに、ライラの思いを聞いているとほんとうに人は脆い。
「グルッペン。人は脆いらしい。お前はその聖杯を使って何を願う。愛しいあのマスターの長寿か?私はもうじき消える。この世界の管理人として願いを聞いてから消えたい」
???v04/15 20:16
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51 [Fa.teパロ8完(わぶ)]
タミアラの聖杯戦争8

「聖杯もらいにきたぞ。ライラ……いや、俺の愛したやつの名前で呼ぶのは癪だ。パラスアテナ」
「お前……生きていたんだな?グルッペン」
「あぁ、あの死にかけを俺の霊基で救ってやった。中途半端なお前にはどういうことかわからないだろうし教えてやるよ」
私の前に現れたグルッペン。その姿は、私がセイバーとして顕現させた姿だったが目は灰色から青へ白目の部分は黒くなり、左目にはオレンジ色の百合が咲いていた。他にも指先が黒く変色していたり、黒い帯が尻尾のようにあった。
オルタ化か……グルッペンを座に返した後、サーヴァントの反応が一瞬あった。それがこいつかなんて思い、顔を歪める。
「お前は、グルッペンの霊基に欠陥があるって言ったろ?それが、俺だ。欠陥ではなく、一つの霊基に二人いたんだ。狭い部屋で二人暮らしをしていると例えれる。そして、セイバーであるグルッペンが死んだ。その時、霊基は壊れてしまった。だが、俺は生き残った。それから身を隠しながら壊れた霊基を再形成し、俺は完全なひとりのサーヴァントとしてここにいる」
「再形成……!そんなこと、できるはずがない!サーヴァントがそんなこと……!」
「そんなこと?はははっ!……俺は、元々イレギュラーな存在だぜ?バーサーカーとは違った意味で俺はイレギュラーだ。しかも、この世界はいろいろガバガバだ。サーヴァントを作った方法がガバガバなんて一番致命的だ。ここのやつらは全員能天気だったからそんなこと思わなかったことがお前にとっての救いだ」
???v04/15 20:16
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50 [Fa.teパロ7(わぶ)]
「切り裂け!我が憎しみよ!『憎悪の鬼神(ハス・タイガーリリー)』!さぁ、刮目せよ!」
ざくり
「……え」
長い帯のようなものがいきなり森の中から飛び出しランサーとエーミールを貫いた。しかも願い事を言う前に。はっきりとした聞き覚えのある低い声が全てを崩した。
「ははははははははっ!よぉ!ライラ、傑作だな。お前がそんな顔をするなんて!」
静かな森中に響くような笑い声と共に、変わり果てた彼が出てくる。
「セイバー、グルッペン……!」

続く
コネシマ、エーミール脱落。あと?名
???v04/14 19:29
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